長文語りブログ

気持ちが昂ったときだけ更新するブログです。

U.N.オーイエーアハンは彼氏なのか?

「オカンがな、とあるバンドの名前を忘れたらしいねん」

「バンドの名前?なんか特徴とか言うてなかった?」

「オカンが言うには、結成20年以上の4人組バンドで、00年代のロキノン系を支えたバンドらしいねん」

「ほなBUMP OF CHICKENやがなー!2ndアルバムのユグドラシルは、今のアラサーなら一家に一枚はあったって言うんやから。BUMPで決まりやで!」

「でもな、オカンが言うには、そのバンドはライブのモッシュが楽しいらしいねん」

「ほなBUMPと違うかー。BUMPのライブは直立不動でも人権を頂ける、陰キャ向けに特化した仕様やねん。家を出てからライブ終了まで一言も喋らないままTwitterにだけ延々と長文ツイートしてる場合がほとんどやねん。なんか他に特徴言うてなかった?」

「オカンが言うには、新曲が出るといつも現れる謎のライターがおるらしいねん」

「ほなBUMP OF CHICKENやがなー!BUMPには鹿野淳という仲良しのライターがおって、BUMPの新曲と共に目を覚まして、BUMPのライブが終わると眠りにつくと言われてんねん。インタビューは大体身内ネタで正直新曲のことは詳しく分からんねん。BUMP OF CHICKENで決まりやって!」

「でもな、オカンが言うには、ファンの層が一定で大体の人と打ち解けやすいらしいねん」

「ほなBUMPと違うかー。BUMPはな、名前を出すと大体の人は知ってくれてる割に、ATM系、ガチ恋系、囲い系、宗教サークル系、長老系とファンの層が多様すぎんねん。自分とタイプが違う人の方が多いからライブ会場では毎回自分の立ち位置と振る舞い方で悩んで死にたくなんねん。他に特徴言うてなかった?」

「オカンが言うには、カラオケで歌うときなかなか曲名が思い出せんらしいねん」

BUMP OF CHICKENやがな!曲が多すぎてアルバムの最後の方の曲名とか正直よく覚えてないねん!ベイビーアイラブユーって歌詞でベイビーアイラブユーって名前なのはTEEのほうや!『家族になりたい…みたいな曲』って思い出そうとして『話がしたいよ』やったりすんねん。BUMP OF CHICKENで決まりやって!」

「でもな、オカンが言うには、千葉を代表するアーティストらしいねん」

「ほなBUMPと違うやんけ!BUMPは確かに千葉出身やけど、世間一般で言う千葉を代表するアーティストはX JAPANYOSHIKI様なんやから!千葉県佐倉市の成人式のパンフレットなんかBUMPファンにしか需要無いんやって!」

「そういえばオトンもなんか言うとったな」

「オトンはなんて言うとった?」

「オトンが言うには、KANA-BOONやないかって」

「いやBa.の不倫しか共通点ないわー!」

 

 

 

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(※筆者は自分のことを藤原基央の妻だと思っています。了承いただけた方のみ読み進めてください。)

10年以上愛を育み合った後、昨年11月3日の東京ドームにて、めでたく生涯の愛を誓い合った私と藤原基央(当時40)だが、この2人が書類の上で結ばれることは無かった。まぁ心は繋がっているのでさほど問題はないが。

 

例の結婚報告に関しては「初彼女できた陰キャのテンション」の感じが無理すぎてもう全面的に咀嚼できず、文章は一度読んで以来、目にするのもきついため見ないようにしている。

最愛の旦那が悩み抜いては一つ一つ綴った大切な言葉たちだという点は重々承知しつつ、だがどうもシンプルに気持ちが悪いので無理としか言えない。またラジオ音源のほうは私が死んだときに出棺のタイミングにでも流してください。

『女ファンが多いバンドマンのための炎上しない結婚報告の方法』を前もって細美武士に聞いておかなかったのか。公にはせずとも密かにマニュアルくらい存在してそうなものを。

彼に陽キャのテンションは難しいかもしれないが、その結果『彼のやらかし』は取り返しのつかないほどでかくなってしまった。

というかそもそも別に炎上してはないんだけど単に私の気が収まらない(自己中)。

え?今まで私らのこと見えてました?あなたの愛する私ですよ?と疑ってしまうような冴えない浮かれポンチ文章が曲がりなりにも藤原基央の言葉として世に出てしまうことに、トイズファクトリーのスタッフはせめて誰か危機感を持って止めてさしあげてほしかった。まぁまずは真っ先に細美武士先生をお呼びしろ。

一番許せなかった点は、彼にとって自分の口から最初に報告すべきが「現地にライブを観に行ったファン」ではなく「深夜ラジオのリスナー」だったのが完全に解釈違いで悲しかった。

これまでの言動からも、直接ライブに足を運ぶファンのことを特段大切にしてる風な印象だったので、今回のことも『ファンに優先順位を付けて欲しかった』のだ。

前後に重大発表もないあの謎タイミングでどうしても報告しなければいけないのなら、顔が見える配信という手段もあったと思うのだが、そうせずに深夜ラジオで締まりなくタラタラ述べただけの理由は何かあるのか?配信スタジオに金かけてくれ。養育費などにではなく。

なんかもう後手後手だなぁ、グダグダだなぁ、の結婚発表に、手放しでおめでとうと言えなかった。確かに私は藤原基央の生涯の恋人だが、それとは別に彼の私生活を応援したい気持ちはある。ほんとだよ。

とまぁ、散々ボロクソなコメントを聞いてくださった方々、お待たせしました。それでは私の思い描く「細美武士presents、これが多分正解だったんだぜ結婚報告~Won't you marry me~」の正解を解説付きでお送りします。

 

(ライブ中ステージ上にて最後1曲残した状態で意味深にセンターに1人残る藤原基央)「あのさ、今日俺みんなに言わなきゃいけないことがあるんだ。ずっと言わなきゃいけないと思ってたし、言うなら一番にお前らだと思ってたから、少しお前らの時間を、俺にください。」

(講評:この言葉があるだけでガラッと評価が変わりますね。ファンとアーティストがお互い大切な関係であることを明確に表現してもらえるのは嬉しいです)

(ライブで汗だくの藤原基央)「あの、個人的なことですみません、俺結婚しました。相手は一般の人です。今まで結婚のこととか、全然言ったことも、週刊誌に撮られたことも無かったし、びっくりさせちゃったかもしんねーけど、この前、ちゃんと紙に名前書いて、ハンコ押して、役所に出してきました。」

(講評:ライブ終盤ということもあり、荒めの呼吸がマイクから伝わってくるのが良いですね。ちなみに現地レポとかではなく完全に脳内妄想です)

(泣き声と断末魔があちこちで上がる客席と対照的に言葉が途切れ途切れの藤原基央)「ほんとにさ、こんなことライブで言うもんじゃないと思ってたんだけど、なんていうか、みんなに知って欲しかったです。(「藤くん大好きーー!!」というファンの叫び声が会場に響く)ありがとう、俺も好きだぜ。俺が、今日こうしてステージ立って、歌って、これだけで最高に幸せだし、みんなの顔見れて、また会えて、すげー嬉しいし、でも、だから、俺がこうやって報告できたのは、ここにいるみんなと、今日来れなかったけど応援してくれてるファンのみんながいたからで、みんなのおかげで今日、ここに立って、こうして発表することができました」

(講評:ショックを受けたり傷ついているファンへも言葉を選んで語りかけていますね。スラスラと出てくる言葉よりもずっと彼の人柄が見えて、とても暖かい気持ちになれますね。残念ながら全て妄想ですが。)

(会場からのおめでとうー!のコールにちょっと嬉しそうな藤原基央)「なので、本当にこれは俺からのわがままなんだけど、これで俺たちのこと嫌いになったとか、信じらんないとか、嫌だとか、そういうのが無ければ、これからも俺たちのこと、見守って支えてやってください。みんなが俺たちの音楽を聴いて幸せになってくれることが、俺たちの幸せです。本当にありがとう。」(会場が割れんばかりの拍手に包まれる)

 

 

 

 

「最後に聞いてください、『とっておきの唄』」

 

 

 

 

もうこんなん『おめでとーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!(666666666666666db)』Deathわよ!!!!!!

これを!!!!!!!!!!!

やれよ!!!!!!!!!!!

これを!!!!!!!!!!!

 

さらに、新曲の『Gravity』なんだあれは最高。

連続で公開されたライブ映像2本。たまらん最高。さすが私の旦那。2人の愛を私は信じてた。疑ってすらないけど。

 

ま、私たちの愛を証明する指輪ならいつも薬指にあるし、紙で証明できるだけが結婚じゃないよね、藤原基央❤︎

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(藤原基央の妻兼被害者の会の仲間まぁやさんいつもありがとう…!)

ベイビーアイラブユーだぜ👶

 

(以下、読まなくていいです)

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さて、突然の質問ですが、あなたは入信した宗教の教祖が結婚したことはありますか?私は27歳最後の日にこれを経験しました。

結婚報道後、私はふと「てか宗教の教祖って結婚してるのか?」と疑問になり、『ブッダ 嫁』『イエス 嫁』とかでググったりした。

意外とみんな嫁や愛人がいたことを知り、なんだ〜〜!私は仏教徒と同じ心境なのか〜〜!と少し安心したりしたけど、いや待て仏教徒てみんなブッダと結婚したいんですか?知らん。

エルレのお姉様方は細美武士が結婚したときどうやって命を繋いだのかご教示願いたい。まじで8/24から私の時間は永遠に止まったままなんですよね。しばらくストレスからか寝付けず、睡眠時間が日々1〜2時間ほど減りました。

‪《‪Vo./Gt. 藤原 結婚のご報告

NEWS | BUMP OF CHICKEN official website

BUMPとの出会いは小学生の頃見た映画ONE PIECEの主題歌、『sailing day』だった。中学生に上がってから本格的に彼らの曲を聴き始めた私は、当時から追っかけ始めると止まらないオタク気質で、気づけば藤くんガチ恋となり、それから10年以上の間、ずっと将来は藤くんと結婚すると思って生きてきた。

いや、正しくは既に結婚はしてるんだけど、日本の法律が同じ墓に入ることを許してくれないのでそこは生きてるうちにどうにかしたいなと思ってます。

 

話の流れで、藤原基央ガチ恋であることを知人に伝えても「へぇ、こういうのがタイプなんだ」と言われたことが多々ある。違ぇよ〜〜〜〜!!!!!!

そりゃ顔面だけなら私の中で生田斗真が最強だが、ライブになると最高にイッケイケでデレッデレな藤原基央がいて、2時間とちょっとの間ドッッッロドロに愛されてみると(※ライブに参戦することの意)たちまち老いに効くし、多分おそらくガン細胞とかにも効いてる。

丸ノ内のOLに飼われる愛玩犬以下のショボい人生経験からしても、ステージ上の藤原基央から手を差し伸べられる感覚はもう間違いなく恋です。他人の比較とか一切関係なくなる。

ライブに行くたびに藤原基央への莫大な""""""好き!!!!!!!""""""が毎度軽々とキャパを超えてくので、オタクの語彙力はボジョレーヌーボーのコピペみたいになっていく。

(例)『10年間の集大成のような仕上がりである藤原基央』→『10年の仕上がりと言われた昨年を超える味わいの藤原基央』→『近年で類を見ないほど完成された藤原基央

と、一目惚れを繰り返しては、常にあ゛ーーーーーーー頼むお願いします今ここで心臓を握り潰してくださいと感情がぐっちゃぐちゃになりながら、いやいや前から大好きだったけどこれほどまでにかっこいいのか!?と湧き上がるニヤけを抑えられずに、汗まみれで惚けたダラシ無い顔面で帰路に着くあの時間だけは、私はこの世の誰よりも幸せなんだと思える。

愛し愛される者が想いを通い合わせるこの日を(※個人の感想です)、私は何よりも楽しみに生きてきた。藤原基央と同じ時代に生まれた私、おめでとう。前世の私、BUMPのライブに行けるほど徳を積んでくれてありがとう。今世で彼と7回ほど結婚できました。

 

私の中で藤原基央の存在は、日々の『すがり』で、無くてはならない『依存』で、誰にも入り込まれたくない『アイデンティティ』のようなものなので、汚されたくないし土足で入り込まれたくないのだ。

ガチ恋してますと言うと、9割9分9厘の人は笑ってくれる。けどこの『笑い』ってなんだと思ってしまうときがある。

いや私もネタとして笑ってくれて嬉しい部分もあるけど、正直なところ自分の中ではネタじゃないし、この気持ちを笑われてしまうとしんどいレベルで好きなので、「藤くん結婚しちゃったね」と言われても「いや私とも去年の時点で結婚してますけど」という返事を飲み込んで「そうなの〜つら〜」と機械的に返している。

で、SNSやWebニュースのコメント欄にも「BUMPファンのみんなが喜んでて嬉しい!」だの、「初恋のお兄ちゃんが結婚したみたいで寂しいけど嬉しい!」だの、いや君ら藤原基央に対してその程度の愛だったんですか?の熱量の差に死ぬ。「藤くんの7連指輪に結婚指輪が足されるのエモい〜!」は?金だけ詰んでそのチケ譲れクソ。

みたいな、あ〜〜あ、また私だけ輪に入れない厄介出禁クソ害悪オタクじゃんかと、テンションの差に悲しくなって、メンタルの不調が体調に表れてしまった。

後日、ヒトカラ藤原基央愛してるプレイリスト流しておんおん泣いたりしたけど、何がそんなにショックかと言うと、藤原基央と連名で婚姻届出せないことと、扶養に入れないことと、藤原基央が法的な繋がりを求めた人間がいるんだという意外性?解釈違い?のような感情。

私は色んな意味で彼のことを同じ人間だと思ってないので、今更そんな人間ぽいことされるとは思ってなかった。結婚とかに縛られない人だと思ってた。まぁ散々フラグ立てておいて言うのもなんだけどさ…。

《フラグ① 話がしたいよについて話がしたいよ - 長文語り

《フラグ② 藤原基央について話がしたいよ - 長文語り

f:id:thks_myOSHI:20200919002912j:image(藤原基央愛してるプレイリスト)

HUNTER×HUNTERを読んだことある人は、王とコムギの関係にキレ散らかすプフが私だと思ってくれていいです。

 

 

とまぁ、面倒くさいオタクの感情を吐露したわけだけど、藤原基央、今までありがとう。これからも私と幸せになろうね。

そんな彼に、今の私から伝えたい言葉はこれです。

 

滲み出す混濁の紋章 不遜なる狂気の器

湧き上がり 否定し 痺れ 瞬き 眠りを妨げる

爬行する鉄の王女

絶えず自壊する泥の人形

結合せよ 反発せよ

地に満ち 己の無力を知れ

 

 

 

破道の九十 黒棺

推しを愛させてくれ

コロナにてオタクライフへのモチベがさげぽよな運び、皆様が健康で変わらぬ日々をお過ごしであることを願います。。

 

オタ活が私の生きがいでライフワークで仕事してる理由だったんだけど、5周年記念MVで推しユニがハブられたこと、それについて怒ってる人間が周りにいなかった点で二重に味わった疎外感が疑心に変わり、現在オタクを迷走しているょ。

一件については一通りキレ散らかした後なので今更どうこういう気力は無いんだけども、生きがいが苦痛に変わった底辺OLのミイラは金の使い所が分からず、無駄に脱毛に通いはじめ、無駄に自分ツッコミくまのグッズを買ったりした。この前くまの一番くじをロット買いしようとして値段を聞いたら、「58,000円です!」と笑いながら答えてくれて、そのあと「LINEで友達登録すれば100円引きですよ!」と爽やかに伝えてくれたHMVの兄ちゃん、元気だといいな。

http://jibuntsukkomikuma3.dcp-kuji.com/

f:id:thks_myOSHI:20200712191813p:image

さて、私がメインで推してたジャンルというのは、なかなか運営がオタク心を理解してくれず何度かすったもんだしたこともあって、あの運営に何言っても無駄だ〜感は承知の上だったけど、それにしても推しユニだけが顔面アップで抜かれなかったあのMVを私は綺麗なものとして見れないのだ。つらいなぁ〜

そりゃ、運営も企業なので、需要のバランスを考えて人気キャラの「贔屓」は必要だと思うが、逆に顔を映さない「差別」をしたこと、そのことに企業側は(恐らく)気づいていないこと、その二点で私は心が死んだ。

さらに先に述べた同調意見の少なさ、私以外の人はそのMVを享受していることがジャンル離脱への拍車をビンビンに掛けた。

決して怒ってない人を批判するわけでも理解できないわけでもないし、ほんとにただの一オタクにすぎない私の勝手な拗らせであるんだけど、集団と感性が合わないことはひどく辛かったし、私はこのジャンルの対象から外れたのだと悟った。

作品への解釈違い(今回は解釈違いですらないけど)によりジャンルへの愛が冷めた経験は何度かあった。私は富豪ではないし、言うなら同ジャンルの富豪が推しに貢ぐ金のおこぼれで恩恵を受けてたにすぎないんだけど、絶対に聞いてもらえない、反映してもらえない意見を抱えこんでジャンルに居続けるのはとてもつらい。

 

で、すっぱりやーめた!!って言えればいいのに、そのジャンルでのオタ活が楽しくて楽しくてたまらなかったから、手放せばもうあの楽しみを味わえないのだという汚ねえ執着心と、私がただ「許せば」解決するのにそれかできないクソデカな傲慢さがもう私の頭をグワングワン揺らしてきて、もう悩むなら死にてーー!って毎日辛いんです。って話がしたかったんだ。こんなつまんねぇ話を聞いてくれてありがとう。ここまで読んでくれた人、今度ご飯行こ。

ジャンル降りたくねー!惨めにまだジャンル対象内のフリをし続けてえー!颯馬のことはまだ世界一好きだし一生嫌いになることはないんだけど、多分これからも今回みたいに裏切られるんだろうなって疑心がもう怖くて怖くてジャンル続けられねぇよ。(どっち)

他にも生きがいがあればいいんだけど、あいにく今は推しバンドのライブも舞台も自粛続きだし、「これのために生きてる」って支えが無いので死にたくて震える。無趣味の人はまじでどうやって何のために生きれてるの?藤原基央たすけて。

それでは聞いてください。初音ミクでThanks Giving Days

何を秤にかけようか
沢山の荷物を抱えていた
僕が踏みしめるこの地は
愛と安寧を植えたばかり

限りない栄光と繁栄を与えても
並べた臆病達が芽を塞ぐよ

共にすごした輝く日々に
名前をつけて埋めるしか無いのかな
あなたの隣を歩こうと
夢見た僕が泣いている


何を秤にかけようか
沢山の不安を抱えていた
僕が耕したこの地は
ようやくあの花が咲いたばかり

鮮やかな思い出を確かに育てたのに
壊れかけの現実が背を抜かした

共にすごした眩い日々を
大切に仕舞う術が見つけられない
あなたの色に染まった
黄金の僕は泣いている


そっと摘み取る花束たちに確かに見える
暖かなゴールデンデイズ


何を秤にかけようか
沢山大切を抱えていた
冷たいだけのこの土地に
思い出ばかりが咲き誇る

何をあなたに託そうか
沢山の希望を抱えていた

何があなたに代わろうか
偽物の未来を育てていた


共にすごした輝く日々を
これからも掘り起こしていくんだろう
忘れない 忘れない
そうして僕は生きていく

共にすごした眩い日々よ
そこが僕の還る場所

ずっとあなたが僕を呼ぶ

大好きな男にエモたぶらかされた話 BUMP OF CHICKEN -aurora ark TOUR-の感想

~サブタイトル:同じ墓に入れたら(アンサーソング)~

 

11月3日(日)に、東京ドーム2DAYSで開催されたBUMP OF CHICKEN ドームツアー aurora arkに行ってきました。

 

今回のツアーはありがたいことに7月のメットライフドーム、9月の京セラドーム、そして11月の東京ドームと、初めて同じツアーに3回も通うことができまして、例えるなら藤原基央がキッッッッラキラに降りかかり私を離してくれない究極ワンナイトを2ヶ月のスパンで過ごすという超過密スケジュールだったわけで、実質仕事が忙しい遠距離の恋人と会ってると言っても全く過言ではなかった。そして最後の東京ドームでエモたぶらかされたんだ。話を聞いてくれ。素朴なバンドマンを装っておきながらあいつはとんでもねぇ男なんだ。

「大勢の中の1人だと思ってんじゃねぇぞ!俺は、お前に会いに来たんだよ!」

えっ詳細を欠くけど結婚やん?

 

で、それはまぁ置いといて、特に今回のツアー中の藤原基央は、なにかあったんだなと思うほど、もみくちゃにしたいくらい最高に幼くて自己肯定にまみれた40歳だったなぁ〜と感じた。

 

以前のBUMP OF CHICKENのライブとは、「ひたすらにとてもかっこよくて楽しそうで、お客さんのことをたまに気遣う」という、そのスタンスが彼らの完成された「BUMP OF CHICKENのライブ」だった。かっこよさ:楽しさ=7:3って感じかな。私たちは楽しませてもらって、気遣ってもらえる、"お客さん"だった。

でも今回のツアーのライブでは少し違った。

まず彼らがやたらと喋る。さだまさしのコンサートに来たのかと思うほどにMCが長い。7年前に私が初めて行ったバンプのツアー、『GOLD GLIDER TOUR』では本当に一言二言、必要最低限しかないMCの印象だった。それから7年後の今回、40歳前後のおじさんたちはただひたすらに戯れ、お客さんは40歳前後のおじさんたちが男子中学生のごとく戯れる姿を飽きるでもなくただひたすらニコニコ見つめて喜んでいた。端的にやばい空間である。それでも曲を演奏するとめちゃくちゃ良くてかっこよくて、月虹なんてデビュー当時のヒロくん絶対弾けないでしょ???ってくらいバンドとしてのクオリティ磨きも20年分あるので、月並みな言葉だと「最高にエモい」んだが、途端に気を抜くと家でラジオ聞いてんのかなってくらいゆるいMCが続いたりするので、かっこよさ:楽しさ=10:10って感じで一気に来る情報で常に脳がバグる。さながら遊園地のアトラクションに乗ってるようだった。とても楽しかった。

 

そしてそんなライブのふとした瞬間、藤原基央は本当に気まぐれで、たった今こみ上げてきたんだとばかりに、ぽつりぽつりと過去の思い出を話すのだ。その話たちはあまりにも青く若く、血が通った尊いものばかりだった。

それで彼がオーディエンスを煽り、支え、たらしこむ言葉が本当にズルくて、「うっっっっわ………エッッモたぶらかされてる」みたいな言葉ばかりだった。先に述べた「お前に会いに来た」発言もそうだけど「えっもうそれ実質プロポーズじゃん?みたいな語録ばかりだったのでとりあえず下を見てくれ。ツイッターから書き集めたものを添付するから見てくれ。(私はいかんせん記憶がない)

 

「お前が俺らの音楽を見つけてくれたように、俺もお前を見つけに来た。お前に会いに来た。ずっと探してた。」

「俺らの音楽はいつでもお前のそばにいるよ。気づいてなくてもずっとそばにいるよ。」

「俺もアイラブユーだぜ。」

 

いや今私の婚期終了したけど?幸せなまま今すぐ死にたいってなるくらい言葉の一つ一つがキャパオーバーのバーゲンセールで、襲い来る幸せが怖すぎて私は東京ドームの後に体調を崩しました。

 

何というか、前のブログでも触れたけど、藤原基央は今確固たる「自信」や「自己肯定」に溢れていて、広いドームで数万人を前にして歌う彼は、まるで言葉で大衆を導く宗教家のようでさえあった。以前が自信に溢れてないわけではない。今の彼が強くなりすぎたのだと思う。薄暗い部屋ですぐ隣にいてくれたような藤原基央は、もはや今では自ら発光して他者を輝かせている。光のおすそ分けとでも言うのか。

(前のブログも読んでもらえたら嬉しい。藤原基央について話がしたいよ - 長文語り)

 

きっかけの一つに過ぎないかもしれないが、思い出されるのは、去年の3月、インフルエンザで延期になった、PATHFINDERツアー福岡のマリンメッセのことで、何度も何度も「ごめんね」「ありがとう」と繰り返す彼と、そのたびに起こる拍手だった。ただ謝り続ける彼はとてもしおらしく見えて、けれどそれと対照的にとても華やかで温かいツアーファイルだった。大好きで生涯忘れられない空間だ。見ていた側で言うのもアレなんだが、正直嬉しかったんだと思う。今までも藤原基央含めBUMP OF CHICKENの4人はファンに優しかった。でもそれは、何というか「4人の世界を見せてもらっている」感が強かったんだけど、なんとなくインフル振替公演や、今回のaurora arkツアーでは、やたらと4人が話しかけてくるから、まるで4人とファンでステージを完成させるというか、ただ行っただけの私もツアーに力を添えているかのような謎の達成感を与えてくれた。「バンプも優しいし、バンプを好きなお客さんも優しい」みたいな。なんなんだこの幸せ空間は。これを浴び続ければ老けないという確固たる自信がある。

 

私の信仰の仕方にも原因があるのかも知れないけど、どうしても憧れでたまらなく大好きなバンドだから、孤高のカリスマというか、下下のお手が触れちゃいけない崇高な存在だと思ってたし、そうあってほしいと思っちゃってたんだな。いやでも今回のエモたぶらかしは明らかに藤原基央の罪だからな。もっとくれそういうの。ちょっとずつくれ。

 

あとはやっぱりベイビーですか?オーケーわかった、俺はもう理解しているからもうそれ以上は言うな。

 

あと今回お隣になった関西弁のお姉さんの話なんだけど、お姉さんは2014年のツアー、『WILLPOLIS』から初参戦で、それまでバンプは「天体観測の人」って印象しかなくて全然聞いてなかったらしい。そしたらある日『ray』のMVを見て、「えっ?めちゃくちゃおもろいやん?」って衝撃を受けて、周りの人に「天体観測の人、今めっちゃすごいことなってんで!?」って宣伝して回ったらしい。とてもテンションが好きなお姉さんだった。ちなみにお姉さんの推しバンドはSUPER BEAVERで、20人くらいのライブ規模から推してたんだって。すごいね。

で、それから思うことは、確かにrayの溢れんばかりのキラキラ感は初めて聞いたときこそ異常(褒めてる)だったけど、今じゃライブのメインナンバーで一番の盛り上がり曲で、今のバンプってもはや「天体観測の人」じゃなくて「rayの人」なんじゃないかって思った。あんなにジャキジャキと若かった天体観測でさえ今の彼らが歌えばキラキラして新しい門出の曲にすら聴こえる。今のバンプ、ライブじゃもうTitle of mine絶対やらないでしょ。見える景色も届けたい気持ちも変わって歌えないでしょ。でもそういう、「アーティストの成長とともに、表現が進化していく瞬間」をリアルタイムで聴けるのすごすぎない?「rayからもうバンプ全然違って聞けなくなったわ〜」勢よ、それは確かに理解できる時期もあったがそれを超えた私は今こんなにも幸せだ。前世の私よ、徳積んでくれてありがとう。

それにしてもTitle of mineは至高の名曲なので是非ともずっと聴いてほしい。あ、Apple Musicのリンク貼っときますね。

あと、ライブで聴くと改めて解釈が違ってくる曲もいくつかあった。特に今回は「アリア」と「記念撮影」。どちらもいい歌なのでまずは聞いてほしい…。

今回のツアーのアルバム『aurora arc』にも収録されているこの2曲は割と新しい曲たちで、「アリア」は2016年、「記念撮影」は2017年。「アリア」はドラマ主題歌、「記念撮影」はカップヌードルのCMと、両方タイアップがあった楽曲だ。この2曲とも、何度も聞いたけどはっきり言ってなんの歌か分からない。一体何を歌ってるのか?何がテーマなのか?前のブログにも載せた、「ぼんやりとした君と僕の関係」「藤原基央、好きだよねこんな歌詞」が、まさしくと言えるくらい輪郭のない歌たちだと思ってた。

(これも前に書いたブログ。読んでもらえたr話がしたいよについて話がしたいよ - 長文語り)

11/3の東京ドームライブの「アリア」のイントロで、藤原基央は『ドラえもん のび太の宇宙少戦争リトルスターウォーズ』の主題歌のサビをメロディに乗せて添えた。「ああ僕はどうして大人になるんだろう。ああ僕はいつ頃大人になるんだろう。」

それがあまりにナチュラルなことで、一瞬バンプの別の曲の歌詞かと思ったくらい違和感がなく、アリアの歌が始まった。

つまり藤原基央にとってこの「アリア」は少年から大人になる歌だったのかと一気に繋がった。それもそうだ、主題歌を提供したドラマは高校生の吹奏楽部の話だった。ああこれは言うなれば、『藤原基央が描く合唱コンクールの曲』だったのか。大人でもなく子供でもない、高校3年間の絶妙で貴重な期間の人間関係の歌なんだと思った。そう思えば、この曲のぼんやりとした主題の見えない歌詞は、掴みどころのない思春期を歌ってると解釈できなくもない。なるほどな。だから合唱ではない『アリア(独唱)』なのか。一人で迷子になっている若者の歌なのだ。※個人の感想です。

 

もう一つ『記念撮影』。これはリリース当初から本当に大好きで、相変わらず何の歌か分からないんだけど、とても心地良くて、穏やかで、ずっとそばにいてくれたような、昔から知ってるような曲なのだ。まぁMCでも言ってたし実質ずっとそばにいてくれたもんな、結婚。

11/3に東京ドームで演奏されたとき、背景のスクリーンにその日まさに公開されたばかりのONE PIECEのコラボ動画が流れた。メットライフドームや京セラドームでは無かった演出だった。(えっ?無かったよね?記憶にない)

で、ライブでも何回か聞いた曲だったのに、この日の『記念撮影』は本当にはっきりと輪郭を持ったように聞こえた。『記念撮影』なんだよ。なんの記念かって、例えばライブ、例えば普段の日常、例えば卒業式。"ぼんやりとした" と感じてたのは、いつどんな記念日でもこの曲が当てはまるように、特定のワードを入れてないからだ。記念日は人によって違う。固定の四季なんてない。誰と一緒か分からない。「二人で見つめた景色」という歌詞も、その人が大切な人だということしか分からない。"僕の中のもう一人の僕" かもしれない。オーマイなんてやつだ藤原基央。謀ったな。なんて歌を生み出してくれたんだ。ともすれば、私の冠婚葬祭全てこの曲で事足りる。ドンピシャだ。狙ってか偶然か分からないけど、彼の表現力の持つ優しい恐ろしさに震えた。

以前のブログにも藤原基央の歌詞について書いた。「人が抱くモヤモヤ、ざわざわ、ドロドロとした、いろんな色の水に、彼の言葉がぽんと石を投げるとその水が澄んで底を映し出す。そんな、人によって異なるありのままを、彼の言葉は恐ろしく普遍的に紡ぐ。」と、まさにこういうことを彼は何度も成し遂げるのだ。

 

やべぇよ〜〜〜〜〜〜なにがやべぇってBUMP OF CHICKENが占める私の人生においての割合と私の語彙が底をついたことだよ。もう全て書いた。何も書けねぇ。思い出したらまたバレないように追加します。

次またいつ会えるかなぁ。早く会いたいな。ベイビーアイラブユーだぜ。

2019年最高のおかっぱ美ショタが拝めるアニメ映画は天気の子

タイトルが総意です。ご静聴ありがとうございました。

 

以下、天気の子についての雑多な感想です。触り程度のネタバレしてます。注意してください。

 

 

《晴れ間の色》

雨から晴れに変わる空の色使いのこだわりが変態級だった。実写のようであり幻想的な絵画のようでもありとても綺麗。

映画全体を通して、どんよりした鈍色のグレーから、虹色を含んだ太陽光の淡いイエローへ変化するシーンが何度もある。通称『天使の階段』と呼ばれる、厚い雲の隙間から太陽光が一直線に差し込む現象に神秘さを感じたことある人はいると思うが、作中の晴れ間の幻想的な絵は、この天使の階段と同じ印象、同じ色使いだなと感じた。

あと私はジブリゲド戦記の冒頭、竜の戦闘シーンの空の色も思い出した。両者とも人間の力が届かない神々しさや、得体の知れない恐怖感を淡いイエローと鈍色のグレーで表現していた。前作から思ったけど新海誠ジブリオタクでしょ?絶対同士だな。

 

《主人公の好感度》

君の名はの瀧くんより、今作の主人公である帆高の方が格段に好感度が高く、いちいちストレスが無い。瀧くんの「ヒュー♪(口笛)」って感じの、悟り世代かっこつけ東京キザ野郎なスカし方が私は苦手だったけど、帆高は良い意味で世間知らずのバカで気弱な現代っ子だけどここぞとばかりの突拍子のない行動力に定評がある、今どきの"気弱なヒーロー的、王道主人公"として描かれていた。

見る側の心理として、「こうありたかった」ってタイプの、自分よりバカで愚かな弱者は応援したくなるものなので、今作のキャラクターの動き方は、アニメオタクからしたらシンプルに"刺さる"、わくわくするようなキャラ作りだったと感じた。

前作で新海誠作品を斜に構えて見るオタク増えたの絶対瀧くんのスカしたキャラのせいだろ。オタクは鉄板の熱血主人公が好きなんだ……。

そもそも、君の名はでの瀧くんと三葉のキャラは、アニメじゃなくて実写でやっても良かったんじゃない?ってくらい、アニメっぽくなく、そういう点で「実写映画っぽさ、現実の延長にありそうな世界」を、怠惰でとっつきにくいものとしてしまうオタクには合わなかったんじゃないかなと思うよ。

 

《登場する大人の立場》

主要キャラに、須賀さんという怪しいお兄さんがいる。須賀さんは、物語序盤だと主人公にご飯をたかり、胡散臭い職に就き、家出少年を住み込みで雇わせるような、まぁヤバそうな人だなって第一印象なんだけど、終盤で陽菜を助けようと動き回る帆高には、ここぞとばかりに社会的な正論をぶつけて止めようとするズルい大人だ。

大きく道を外れず生きてきた大人は、自分の身につけた社会性を他人とフラットであってほしいと願うし、自分より未熟な若者がいれば過去の経験値から助言することができる。

帆高は物語の主人公なので、少年誌でよく見るような頭のネジがぶっ飛んだ「主人公の行動」をとれる。それに対して、一見立派とは言い難くも、「大人」である須賀さんは物語の主人公ではないし、警察には怯むし、体裁を気にし、合理的であろうとする。

つまり全体を通して、真のヤバい奴だったのは須賀さんではなく帆高でした!という社会性に基づいたしっぺ返しをとても上手く使って、「こんな主人公になりたかったな」「こんなこと自分はできないな」っていう大人の切なさ、現実との違いを教えてくれるんだな。。。まぁ最終的には須賀さんも警察殴っちゃうんだけど(ネタバレ)

 

《曲がいい(今更)》

個人的に言いたいのはグランドエスケープのイントロがとても不安感を煽るようなメロディなんだけど、Aメロで三浦透子の声と同時にピアノが入ることで、「あっ暗い歌じゃないんだ」って安堵に包まれる。この曲の使用シーンは帆高と陽菜の重要な局面で、映画でも特別に印象的なシーンなんだけど、グランドエスケープをイントロから聴いたことない人からしたら音と物語に伴う不安から安堵への約50秒間の精神の移動がとても忙しいし、これは一生に一度しかないとても貴重な瞬間だと思う。グランドエスケープを聴いたことないまま観たかった。本当に。

 

《至高のおかっぱショタ》

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ちょっと監督〜〜〜〜〜〜おかっぱショタいるならいるって言って〜〜〜〜〜〜〜〜〜心の準備して行ったのに〜〜〜〜〜〜〜〜突然草むらから色違いのレジギガス出てくるみたいな容赦ない心身への殴打〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜出会って3秒で好き。。。。。ってなった。2019年で最も流暢な一目惚れ。あんなに真剣に目で追ってたのに劇場出たら凪くんのセリフ一切思い出せない(記憶障害)。凪くんお姉さんと同じ扶養に入る気は無いかな。前前前世から僕は君を探しはじめたよ。愛にできることはまだあるかい。

ニコ厨のJKとオタクのOL

本日は『ちゃんげろソニック 2019』に参戦してきました。

公式サイト→ちゃんげろソニック2019

 

ニコニコ動画で活動してる歌い手のGeroさん主催の野外ライブで、毎年あってたみたいですが私は今年初参戦でした。そして初野外でした。し……しぬ……。今日で水2.5ℓ飲んでる……しぬ……。フェスとかのときみんななんで生きてるん……?みんなもしねよ……?

 

で、なぜ行ったかと言うと私がほぼ10年越しで追っかけてる歌い手の【蓮】さんが、なんと500000000年ぶりにステージに立つということで、

なんの情報も無かった私がたまたまTwitterでGeroさんのツイートが回ってきたのを目にし、平成一全力の「は?」を繰り出した後ガタガタと震えながら一般チケットを買うまで3分でした。

 

おい【蓮】さんだぜ、見てるか18の私。

 

高校でニコ動にどっぷりとハマり、歌い手にハマり、色んな人が活動してる中で、当時の私の熱は、死ぬほど歌が上手いおじさんの【蓮】(レン)さんという歌い手さんへ収束しました。

 

とりあえず、歌い手【蓮】の宣伝をしますと、彼の声は「B'zの稲葉浩志」と「GReeeeNの4人」と「福山雅治」を足してメガネで割ったような人です。違う笑わないでくれほんとなんだ。とりあえずマイリスを回ってみてくれ。貼っとくから?な?な?

「【蓮】ボカロ曲とか歌ってみた」 【蓮】 さんの公開マイリスト - ニコニコ動画

 

ちなみに私の一押しは「ひとひらの」。ラスサビまで聞いてくれ。お願いだ。私に時間をくれ。あとついでに「Pierrot」と「パズル」も聞いてくれ。

【 ひとひらの 】を歌ってみたら・・・【蓮】♂ - ニコニコ動画

【 Pierrot 】 を歌ってみた 【蓮】 - ニコニコ動画

【 パズル 】 歌ってみたんですよ 【蓮】 - ニコニコ動画

 

当時二十歳前後の若手が人気を集めて活動する中、彼は30前半のおじさん、なのにバリバリ歌が上手い。この人はスキルが違ぇとミーハーのJKに察させたすごいおじさんである。

 

九州で楽し(かったのかはわからな)いJKライフを過ごしてた私は、校外模試には行けても都内イベントになど行けるはずがなくて、彼はずっとネットの中の人として応援してた。例えるなら声優さんみたいな認識で。

ライブに行くほど熱狂的じゃない人って大体そんな捉え方だよね。ライブに行くと「歌手!!」感が増すんだけど。

 

で、時を経て私は予備校に入り、大学に入り、大学院に入って、院一年目の冬に【蓮】さんは活動休止を発表しました。

 

もう当時の心境としてはただただ絶望だった。元々歌い手としてはライブして〜CD出して〜イベント開いて〜って感じでは無かったんだけど、たまに不定期であがる動画投稿も今後無いのかと思うと、本当に悲しくてやるせなくて、こんなに好きなのになんでっていう一方的な愛の行き詰まりが苦しくて爆発しそうだった。

 

歌うのが嫌になったのかな、とも思った。投稿ペースも落ちてたし、飽きちゃったのかな、と。

 

ここで話は変わって、一方で私はニコ動の歌い手さんに憧れ、アマチュアでもめちゃくちゃ歌の上手い人がいるからってバンドサークルに入って、ミーハー心でボーカル「やってみた」りして。

 

そして、カラオケに通い続けて分かったんだけど、歌って全然上手くならないのね。キーは広がらないし、高い声は出ないし、音は外れまくるし、もう本当にボーカルレッスン通うか…?ってくらい難しくて、まじで「ただ歌うの好きな人」の域をいつまでたっても脱せないんだな。所詮6年間趣味で歌っててものど自慢の優勝者のレベルに達せないの。どうも校内のど自慢90点予選落ちの女です。

 

そのとき「じゃあ待って、あんだけ歌が上手い【蓮】さんて一体何年本気で歌に向き合ってきて練習してきたんだ」と衝撃だった。10年20年の専門的なレッスンや練習があったんだと思わせる発声だったから。

そこまで彼が熱を込めて、愛して続けてきた歌を嫌いになるはずがないと、自分のペラペラな経験に照らし合わせることで気づけた。

 

引退はきっと多分、仕事との両立ができないだとか、CD出したレコード会社がうるさかっただとか、そういう理由があったんだと思う。

彼は昔も今も歌を愛してる、ただ続けられない理由があったんだな、ということにして、私は彼の引退を納得した。

 

その引退から2年か…?そして今日のライブがある。

 

今日初めて生で見た彼は、写真で見たとおりのイケメンで、おじさんで、写真の頃よりちょっと肉付きが良くなってた。

歌声は変わらずだったんだけど、慣れてない野外だからかマイクだからか、動画よりも声はよく聞こえなくって、そのかわりずっとニコニコ楽しそうで、おじさんだからか少し控えめで後ろへすぐ下がりがちだった。

 

私はとりあえず彼の名前をずっと大絶叫してた。待ってたファンがいますよって知って欲しかった。歌ってる時はもちろん静かにしてたよ。踊ってたけど。

 

でも私の他にもたくさん、何度も何度も彼の名前があちこちで呼ばれて、それがみんな私と同じ大絶叫の断末魔だったから、やっぱり彼って人気者なんだと本当に嬉しくて、叫んだファンもみんな私と同じ気持ちだったんだろうと思う。

 

そして蓮さんほんと全然死ぬほど1ミリもファンの顔見てなくてビビる。全然目が合わない。いやずっとまじでどこ見てるん?ドライすぎん?この前行った3Dモデル投影型のアイドルのライブの方が目があったよ?

以前から、ファンにも超適当な反応だったりしてたので、そういうとこはステージの上でも相変わらずだなと思ったし、そういうとこも正直とても好きなんだな。どMだから。

 

そんなこんなで【蓮】さんとの初コンタクトは終わった。ふわふわしてよく覚えてないけど、蓮さんが笑ってて、蛇足さんやみーちゃんとも楽しそうで、最後は「ありがとう」って言ってたから、まとめると最高だった。

 

主催のげろりん本当にありがとう。2019年に、引退した推しの生声が聴けるなんて思ってなかった。生きてて良かったって死ぬほど思えた今日だったし、大好きが大好きのままでいてくれて良かったって思えた10年間だった。

 

もう会えないのかな。でも十分すぎるものをもらってしまったな。ありがとう。あなたの声が大好きです。

 

 

と思ったら歌ってみた動画あがってて令和一の草草の草

【 ジャガーノート 】を歌ってみました - YouTube

藤原基央について話がしたいよ

「ベイビーアイラブユーだぜ」はもう確信犯でーーーーーーす!ごちそうさまでしたーーーーー!!!!!「藤原基央、結構して子供いる説」はほぼ確定しましたもうわかりました!!!!!!やめて!!!!!!

もはや隠す気ないでしょこれ。この気持ちすっごい例えづらいんだけど、お父さんが再婚するような気分ですかね?お父さん再婚したことないけど。

最高に最高に大好きな藤原基央の「ベイビー」は私じゃなかったんだぜ!知ってたんだぜ!

そんな惚気を最高のメロディに乗せて突き付けられたオタクの気持ち分かって?感情が巡り巡って一周回って今ガンジーもびっくりの悟りの境地ですわ。むしろ晴れ晴れとした顔で親指を立てて溶鉱炉に沈んでいくなうですわ。オタクってめんどくさいよね。

 

先日投稿した拗らせたブログを読み返して、ふと思うことがあったため、懲りずにまたブログを書きました。

 

話がしたいよについて話がしたいよ - 長文語り

上記記事内で、私は『藤原基央はもうユグドラシルやorbitalperiod期のような歌詞でさえ描けなくなってるのではと思った。描かないよりも、描けないの方が近いと感じる。』と書いたのだが、

 

ここで「おや?」と気づいたことは、

そもそも、彼の書く詞や作るメロディに、なんとなく「違うな」と思う感覚を抱く原因とは、

『成長した藤原基央にあるのか、

『成長した私』にあるのか、という疑問だ。

 

藤原基央、結婚して子供いる説」の話になるが、「話がしたいよ」があまりにも生々しすぎて、これまでと違うと感じた理由は、

今まで藤原基央は『一人一人が持つ「孤独」に寄り添い、代弁する理解者』というような表現者だった気がするが、

「話をしたいよ」は明らかに『「藤原基央」の歌』なのだ。藤原基央39歳が見つめ、素直に感じた風景と心情の歌なのだ。

 

「太陽」のような、「supernova」のような、人間が持つ心の根底を優しくすくい上げ、陽のもとに晒すような歌ではない。「シンプルに、今、藤原基央が伝えたいこと」が「話がしたいよ」という曲だったんだと思う。

藤原基央の詞の怖いところは、人が抱くモヤモヤ、ざわざわ、ドロドロとした、いろんな色の水に、彼の言葉がぽんと石を投げるとその水が澄んで底を映し出す。そんな、人によって異なるありのままを、彼の言葉は恐ろしく普遍的に紡ぐ。

だがすると、「supernova」は「当時の藤原基央」が見つめていた素直な世界の描写ではないのか?と逆説的な疑問が湧く。思うに、「supernova」も間違いなく「当時の藤原基央」が見つめ、思い、感じた世界であることは間違いないと思うけれど、その感情は民衆のものをかき集めたものだった。

人民の代弁者であった藤原基央は、今回「話がしたいよ」で、自分について歌ったのだ。よって、これは私に寄り添う歌ではないし、不特定多数の人間のための歌ではない。

私は藤原基央ではないし、彼と同じ心情の変化・成長を追うはずがない。このギャップが、今回の違和感なんだろうと思う。

 

ここ最近の彼の生む作品に抱く印象としては、「かっこつけるのに疲れた」というか「こんな曲もアリなんじゃない?」というような、アーティスト藤原基央の作品ではなく、39歳のシンガーソングライターが書いたような曲ばかりということだ。

練って練って必死に考え吐き出した言葉ではない、ぽろっと口から出てきたような簡単な感情をさらけ出すことに抵抗がなくなったような感じがした、とも言える。

曲から照れくささが垣間見えつつ、でも今をとても楽しんでいる、そんな藤原基央が見えてしまうのだ。

 

それがまぁ、「年を取る」ということなのかなぁ…、というのが、オールオブ私の感想です。このブログはこれ以降読む意味はありません。よっぽど暇な人か、私の語りに付き合ってくれる心の莫大な人だけ読んでください。

 

《追記》

ここまで書いといて「結婚して子供いる説」の根拠が述べられてないことに気づきました。修士の学位を返還させてください。

 

なんで「結婚&子供」だと思うのかについての理由は複数あります。

①曲のフレーズのそれとない匂わせ

②新曲スパンが短くなった

 

①については、ここ2年間の曲でこじつけるならば、

「笑うから鏡のように涙がこぼれたよ  一度でも心の奥が繋がった気がしたよ(アリア)」

「小さな肩  震える今  それでも笑った(アンサー)」

「嵐の中をここまで来たんだ  カウントからせーので息を読みあって  泣いたり笑ったりの全部で(リボン)」

他にも「記念撮影(タイトルで察しろ)」「望遠のマーチ(キッズに人気妖怪ウォッチ)」「ベイビーアイラブユーだぜ(せめて上手く隠せ)」等々、重箱の隅をつつくような疑惑を上げればキリがないですし今これを書いてる私のHPがゴリゴリに削られて大層つらいです。

今まで藤原基央の書く歌詞の「君」は、聞き手によって姿を変える、いわば「不特定多数の二人称」でした。

ですがここ最近の「君」ときたら、明らかにもう「藤原基央の大切な人」のことだな???と、圧と自己主張がすごいなんてもんじゃないので、往年の結婚相手(私)は無理みのしんどみに拍車がかかって道路に顔面を擦り付け血みどろになりながら叫びたくなります。

 

②に関しては、もう伝えたいことが沢山出てくる時期なんだろうな→結婚&子供、という安易な考えでしかないです。あとはマネーがほしいのか?養育費?

 

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少し話は変わって、BUMP OF CHICKENを知らない人に、最初に聴いてほしいと思うアルバムは個人的に「ユグドラシル」です。

「jupiter」以前の作品は、人を好きになりたいのに傷つくのが怖いという、まるで絵本に出てくる優しい鬼が葛藤するようなガリガリと荒削りな歌詞やら、ギンギンに響くギターがいろいろと不安になる演奏やらで、最初から触れるには少々、藤原基央ってヤバイ奴なのでは?と、第一印象が悪くなってしまう気がしてしまう。(そこが良い)

 

orbital period」「COSMONAUT」も大変好きな作品なのだけど、これらでは「BUMP OF CHICKENは星のことばっか歌うバンドなのかな?」「絵本みたいな世界観が好きなのかな?」と偏見が生まれかねない。まぁそれは間違いではないのだが、彼の引き出しはもっともっと深く、人知の届き得ないほどに多彩なのだ。

藤原基央とは、鬱々とした社会への不平不満を、弱くて美しい繊細な現代人が、ドロドロに24時間煮込んで出来上がったのがこの曲です、みたいな歌も創る。(※個人のイメージです)

さすがに28年間の公転周期を迎えた大人は、そこまで脆弱さを曝け出さないし、彼らの「BUMP OF CHICKEN」というブランドが、この時期から、それを出させなくさせている気がした。(そこが良い)

 

「RAY」以降は、「jupiter」「ユグドラシル」の頃と比べると完全に別のバンドだ。電子音がキラキラと瞬き、共に生きる喜びを唄い、「こんな社会でも毎日生きてしまうんだ」と言わんばかりの前向きな言葉。「この辺りからバンプ聞かなくなったんだよね〜」みたいな声もいくつか聞いたが、ある意味腑に落ちてしまう。(そこが良い)

 

そんな理由で、初めての人に聴いてほしいアルバムは、メジャー2ndアルバム「ユグドラシル」です。あ、Amazonのリンク貼っときますね。 

ユグドラシル

ユグドラシル

 

 

で、何の話かと言うと、つまり「藤原基央が書く世界は、複数枚のアルバムの中で、これだけ変化している。」ということだ。

安易に人に勧められない、勧めたらその作品によって、異なる印象を受けるかもしれない、BUMP OF CHICKENの楽曲とは、そんな者たちの集合体なのだ。

 

思えば、20年活動していて、同じ世界観を保ち続けるアーティストとはどれほどいるだろうか。例えば、ミスチルイエモン、B'z、ラルク……、彼らの「作品」や「作風」は変化しているだろうか。ディープに聴き込んだリスナーとライト層の違い、特別な思い入れがある時代の違いによって、十人十色の意見だと思う。どのバンドにも「あのころは…」と語る懐古厨はいるし、追っかけ続ける人は10年単位で人生を捧げている。

 

別目線での話になるけれど、ちょっと前まで藤原基央の作る曲はやたらと長かった。どれも4分台では収まらず、アルバム「COSMONAUT」では、「モーターサイクル」以外のシングル曲が5分超えという伝説も生んだ。でも「話がしたいよ」は4分21秒で短すぎる。こんなミドルテンポの曲、これまでなら6分くらいで歌いそうなイメージがあるのに、「えっ?4分でいいの?」と肩透かしを食らったような心地になる。

でも、何度も言うが、「今の藤原基央」は4分でいいんだ、と思う。バスを待っている藤原基央がポツリポツリ思ったことは、他愛もなく、捻りもなく、素朴で正直な「話がしたいよ」の感情だったんだろうと感じた。てか東京ってバス4分で来るんですか?地下鉄かよ。

 

なんと、現在私も藤原基央が「プラネタリウム」を書いた年と同じ年齢になったわけですが、私が高校生のとき書いていたブログのテンションや、大学入学当初呟いていたツイッターのノリで、もう文字は打てないし怖すぎる。ティーンエイジャーの発するエネルギー、すごいですよね。

誰にでも社会に対する不平不満はあるし、強い言葉に乗せてぶちまけたくてしょうがなかった時代もあるし、蓋をしたい黒歴史もある。

2018年の今、最新のそんな歌を聴きたいならば、絶賛黒歴史を進行中のバンドの曲を聴けばいいわけで、それを今のBUMP OF CHICKENに求めるのは間違いだ。そんなときにお勧めするのが、彼らのメジャー1stアルバム「jupiter」です。あ、Amazonのリンク貼っときますね。 

jupiter

jupiter

 

 

「好きなブランドだから買う」「毎回買ってるブランドだから自分にとって良いに決まっている」そんな雰囲気のまま、安直に買い物をしてしまう時ってあるあるですよね。

BUMP OF CHICKENも、もしかしたら、そんな存在になってしまっているのかもしれない、と思ったことがありました。「firefly」のときです。

バンプと言ったら、もうメロディーが私をつかんで離さなくて、キュンキュンしてただただ最高だと思っていた藤原基央絶対唯一神宗教に熱心になっていたあの頃です………。「あれ?バンプの曲なのにしっくりこない?こんなんじゃないじゃん?」という疑惑は自分にとって未知で、あんなに大好きだったものが、以前ほど響かないことへの違和感と恐怖に悩んだ。私だけ取り残されていくような、信じていた神を信じられなくなったような心地だった。

私が一番好きなアルバムの、「orbital period」のような曲を発表するBUMP OF CHICKENはもういないし、BUMP OF CHICKENよりもずっとかっこよくて、オシャレでエモいメロディで歌うバンドもたくさん知った。

 

でも、やっぱりBUMP OF CHICKEN最高だわと実家に帰ってきてしまう。20年かけた、アーティスト藤原基央の成長を追いかけるのがたまらなく楽しい。「こんな歌聞いたことない!」を、一番長く付き合ったバンドで感じられるのが心から嬉しい。今の藤原基央の生む作品たちの、心弾むキラキラしたメロディの曲、しっとりと歴史を振り返るような語りの曲、これらに「新たに」ハマってしまっていることや、もはや「変わりゆくBUMP OF CHICKENをずっと追いかけたい」というエゴでしかないようなとこもあり、「曲」を聴くよりも、「BUMP OF CHICKENの新作」「藤原基央の優しい詞」を聴いている感じも否めない。

そのことに自分で気づけてから、彼らの音楽と、今の私とのリンクが、息をするようにスンと出来るようになりました。大好きだBUMP OF CHICKENの曲。本当に素敵なんだ。もちろんメロディも言葉にできないくらい好きだよ。胸が苦しくなるくらい毎回恋してるんだ。

だからこそ突然のベイビーはやめろ。

【バンドやろうぜ!】新作アルバムについて

▼大好きなアプリ、バンドやろうぜ!の楽曲アルバム「デェル・ギグvol.3、 RIVAL、EXTRA」の3枚がつい先日発売されました。

簡単にバンやろを知らない方に経緯を説明しますと、原作のアプリは今年の夏に更新修了となった作品です。("配信"修了ではないところがミソです。)

 

▼私がバンやろというゲームで最も好きなところは、各バンドのメンバーが作詞作曲した設定の曲が、ストーリーを進めていくうえで追加されていくという展開システムであり、それはまるでバンドメンバーの関係者しか知らないような葛藤、熱量、思いのたけをリアルタイムでそばで一緒に共感しているようでした。
元々オーディエンス側の一人としてバンドミュージックが好きだった私にとって、内側からバンドと向き合う今作は新たな境地であり、どっぷりと入り込める世界観がたまらなく新鮮で、個人的な感情移入が他のジャンルのソレでは無いほどだったのです。

 

▼バンやろに登場するメインバンド4組は、それぞれ問題や壁を抱え、ストーリーの進展とともにお互いに新たな一面を見せあい、ぶつかり、理解しあいながらバンドを成長させていきます。
ざっくりと語ると、4組とも「努力、友情、勝利!」な王道の少年漫画の展開を歩んでいくのですが、しかしその道はバンドごとに全く異なる色で彩られてゆき、それぞれのバンドが唯一無二の魅力を開花させ、1つの章を終えるごとに、たまらなく特別で愛おしいグループとなっていったのを今でも忘れられません。

 

▼また随所で語り尽くされていますが、バンやろの楽曲は全曲すべて素晴らしく、捨て曲が無いことも長くプレイできる要因に思います。
私は元々Jロックのほかに、ボカロやアニソン系の楽曲も好んで聞いていましたので、まさにBLASTやFairy Aprilの楽曲はドンピシャでした。さらに個人的にミュージカルや演歌を聞くのも好きなので、バンドボーカルの歌唱力に関しては特に注目して聞いているのですが、バンやろの各バンドのボーカルはみんなとんでもない歌唱力で、曲を再生するたびに「歌が上手ェ……」と私の中の千鳥のノブが出てきます。
死ぬほど上手ェんだ歌が…。どんな喉しとんじゃ…。

 

▼個人的な話になってしまいますが、私の推しはFairy Aprilのベース担当の徳田吉宗くんです。
今までバンドミュージックを漁ってきた人生の中では、ついギターのかっこよさに耳が行きがちだったのですが、今作のおかげで、曲を聞きながら死ぬ気でベースの音を探すようになりました。
キャラを通してという不純な動機ではありますが、ベースのかっこよさや色っぽさ等、様々な魅力で心臓を鷲掴みにしてくれた吉宗くんは私の中で特別な存在で、大好きなベーシストです。泣きながら回した初のエクレアピックアップでは2枚出てくれました。大和が。

 

▼大好きなバンやろの更新修了が告げられたショックは言葉にし難いほど大きく、しばらく絶望のどん底にありました。ですがバンやろや、バンやろのバンドたちに「あのときこうしていれば」の言葉は似合いませんし、ひょっとするとアプリとして最善ではなかったかもしれませんが、いつだって私の中で最高の作品であってくれました。大好きなバンドたちの出会いと、どんなときも日々の支えをくれたコンテンツと、バンドやろうぜ!に愛を注いでくださったスタッフのみなさんに、心の底からの感謝の言葉と、お疲れさまでしたのコールを送らせてください。またステージに出て来てくれるその瞬間まで、エデンの会場でアンコールをずっと叫んでいます。

バンドやろうぜ!ありがとうございました。これからもよろしくね。

 


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以下、急速にIQが下がるデュエル・ギグの感想になります。全曲語りがどこまでも長く気持ち悪いものになりそうな気がしたので取り急ぎ各バンド1曲ずつで書きます。前置きの時点ですでに長いですがこれでもだいぶ削ったあとなんです…すみません…。

1. Resonance
イントロから「あぁーーー!!!BLASTーーー!!!」ってグワーッ!とくるこの滾りが一曲目にしてクライマックス。一部の12章を終えたときにこの曲がBGMに流れながら各章のセリフが流れてきたときはアホかというくらい号泣した。毎度思うんですがBLASTの作詞作曲担当の巻宗介はあんな拗らせた高校生男子なのに作る楽曲がどれもド直球で疾走感にあふれた熱いナンバーばかりなのめちゃくちゃギャップすごくないですか???ここ蛍光ペンでお願いします。新曲出るたびに巻宗介とは一見とっつきにくくスカしていながらも、誰より熱く、何より地の本人はとてもネアカなんだなと曲が感じさせてくれる。本来の巻宗介を支えているのは巻宗介本人で、若く青い自身に裏付けされていたものが、翼、徹平、そして大和というメンバーを加えることで、「確固とした最強で最高のバンド楽曲」に成長したことをこの曲で感じました。

6. Endless
OSIRISーーーーーー!!!!!!終わらないでーーーーー!!!!!あっエンドレスかーーーー!!!!ヨッシャーーーーー終わらないぞーーー!!!!!って茶番を聞くたび毎回やってる。間奏のウォイ!が好きすぎるし会場でみんなと一緒に叫びたい。夏のOSIRIS THE LAST GIGSが鮮明に思い出されます。ピアノイントロからの温度差で気が狂いそうになるほど、Endlessというタイトルからは想像できないくらいのテンポで曲が演奏されていき、OSIRISのかっこよさとはこういうことだと言わんばかりの魅力が最初から最後まで詰まっている。京ちゃんの声も歌詞も本当に大好きなんですが、彼は物語当初から一貫して「伝える」ことに心血を注ぎ、時には苦悩してOSIRISメンバーと彼らのファンに必死で訴え、伝え、言葉の力を信じ、それを我々に証明してくれようとしていると感じてました。それは言ってしまえばぶっちぎりにゴリゴリでかっこいいサウンドのOSIRISのミュージックとは真反対なのかもしれない。でも高良京はシンガーソングライターではないし、駅前の弾き語り活動もしないし、歌詞だけをピックアップした楽曲のプッシュも行わない。あくまでOSIRISという彼らのバンドの音の上で、自分の言葉を届けることが当然であるかのように尽力した。日常会話では口下手な彼だからこそ、OSIRISで紡ぎ、届ける言葉は特別で、誰よりも強く正直な彼なんだと思いました。

3. FAIRY GO!
これね~~~~~~~~もう本当にここで今までいやいや言わされていた自分たちの掛け声の曲を作る七瀬一真は世界で一番熱い男です。大好き。ありがとう一真がフェアエプのギターでいてくれて。フェアエプはバンドの結成背景に大人の事情や人間関係の私怨なんかも含んでて、正直全バンドで一番やりにくそうな仲だなと思ってました。そんな中で11月生まれの七瀬一真くんですが随所で「ちーーがーーうーーだーーろーーーー!!!!!!」な箇所が垣間見られ君らはアカンわ…と何度思ったことか…。でもあきらめないでよかった…最高の4人になってくれた…。様々な酸いも甘いも若いうちに経験して4人で乗り越えた彼らだからこそ、最終的な結束力はピカイチだと感じます。フェアエプを語ろうとすると七瀬一真の話になってしまうの何なんですかね???でもメンバー最年長という一番頼られるべき存在でありながらふわふわと居場所が無かった18歳の高校生ギタリストが抱えていた葛藤は相当だと思います。ですが彼の子供っぽい拗ね方は結果としてメンバー同士腹を割った関係を作り出し、3人が思い悩む過去のメンバーのこともそんなの知るかと一蹴してくれる唯一の存在になってくれた。それは3人からしたらお互い腫れ物に触ろうとしなかった自分たちとは全く違う立場の人間で、不器用ながらも壁を破ろうとしてくれる一真という底なしのお人好しが近くにいてくれたからこそ、気づくものがあったんじゃないかなぁと思います。

4. Hell My Future
キュアトロちゃんのライブに行きたかった…それだけが心残りです…ぐるぐるマジックで腕をちぎれるくらい振り回し曲の合間に「マイリーーーちゃーーーーん!!!!!!!」と叫ぶのが夢です。そして全バンドの中で一番好きな"バンドマン"はシェリーちゃんです。キュアトロは全曲通して前向きで肯定的な歌ばかりなのですが、特にこの曲はCure2tronの軸のような曲でありながら、ボクらは「これから」も心配いらないよ、と微笑んでくれるような力強さが本当に一部の締めくくりとしてまさにぴったりだと思います。キュアトロの4人はみんな精神的に大人で、メンバー内のわだかまりも他バンドと比べ特に無かったので毎度清涼剤のようにシナリオを読んでいました。そんなキュアトロのみんなにも各々他のメンバーには言えない気持ちを抱えていて、でも誰かが悩めばいつだって3人が支える、そんな構図が素晴らしくて、最初はコンセプトや趣味で惹かれあった中かもしれませんが、4人そろえば無敵なキュアトロちゃんたちがとても可愛くて最高にかっこいいのです。半ば無理やり連れてこられたボーカルのマイリーが、他の3人の「自分たちが大好きだと思うものを全力でやる!」という熱い思いに段々感化されていくのがたまらなく主人公でした。そして最後にはマイリーがキュアトロを結びつなぎとめる大切な根っこになっていく彼女らの物語は本当に尊くて誰より青春漫画してますよね。ほんとに大好きです。

 


眼が冴えてきましたが明日のRE春宴に備えておやすみなさい!バンドやろうぜ!!!