長文語りブログ

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【バンドやろうぜ!】新作アルバムについて

▼大好きなアプリ、バンドやろうぜ!の楽曲アルバム「デェル・ギグvol.3、 RIVAL、EXTRA」の3枚がつい先日発売されました。

簡単にバンやろを知らない方に経緯を説明しますと、原作のアプリは今年の夏に更新修了となった作品です。("配信"修了ではないところがミソです。)

 

▼私がバンやろというゲームで最も好きなところは、各バンドのメンバーが作詞作曲した設定の曲が、ストーリーを進めていくうえで追加されていくという展開システムであり、それはまるでバンドメンバーの関係者しか知らないような葛藤、熱量、思いのたけをリアルタイムでそばで一緒に共感しているようでした。
元々オーディエンス側の一人としてバンドミュージックが好きだった私にとって、内側からバンドと向き合う今作は新たな境地であり、どっぷりと入り込める世界観がたまらなく新鮮で、個人的な感情移入が他のジャンルのソレでは無いほどだったのです。

 

▼バンやろに登場するメインバンド4組は、それぞれ問題や壁を抱え、ストーリーの進展とともにお互いに新たな一面を見せあい、ぶつかり、理解しあいながらバンドを成長させていきます。
ざっくりと語ると、4組とも「努力、友情、勝利!」な王道の少年漫画の展開を歩んでいくのですが、しかしその道はバンドごとに全く異なる色で彩られてゆき、それぞれのバンドが唯一無二の魅力を開花させ、1つの章を終えるごとに、たまらなく特別で愛おしいグループとなっていったのを今でも忘れられません。

 

▼また随所で語り尽くされていますが、バンやろの楽曲は全曲すべて素晴らしく、捨て曲が無いことも長くプレイできる要因に思います。
私は元々Jロックのほかに、ボカロやアニソン系の楽曲も好んで聞いていましたので、まさにBLASTやFairy Aprilの楽曲はドンピシャでした。さらに個人的にミュージカルや演歌を聞くのも好きなので、バンドボーカルの歌唱力に関しては特に注目して聞いているのですが、バンやろの各バンドのボーカルはみんなとんでもない歌唱力で、曲を再生するたびに「歌が上手ェ……」と私の中の千鳥のノブが出てきます。
死ぬほど上手ェんだ歌が…。どんな喉しとんじゃ…。

 

▼個人的な話になってしまいますが、私の推しはFairy Aprilのベース担当の徳田吉宗くんです。
今までバンドミュージックを漁ってきた人生の中では、ついギターのかっこよさに耳が行きがちだったのですが、今作のおかげで、曲を聞きながら死ぬ気でベースの音を探すようになりました。
キャラを通してという不純な動機ではありますが、ベースのかっこよさや色っぽさ等、様々な魅力で心臓を鷲掴みにしてくれた吉宗くんは私の中で特別な存在で、大好きなベーシストです。泣きながら回した初のエクレアピックアップでは2枚出てくれました。大和が。

 

▼大好きなバンやろの更新修了が告げられたショックは言葉にし難いほど大きく、しばらく絶望のどん底にありました。ですがバンやろや、バンやろのバンドたちに「あのときこうしていれば」の言葉は似合いませんし、ひょっとするとアプリとして最善ではなかったかもしれませんが、いつだって私の中で最高の作品であってくれました。大好きなバンドたちの出会いと、どんなときも日々の支えをくれたコンテンツと、バンドやろうぜ!に愛を注いでくださったスタッフのみなさんに、心の底からの感謝の言葉と、お疲れさまでしたのコールを送らせてください。またステージに出て来てくれるその瞬間まで、エデンの会場でアンコールをずっと叫んでいます。

バンドやろうぜ!ありがとうございました。これからもよろしくね。

 


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以下、急速にIQが下がるデュエル・ギグの感想になります。全曲語りがどこまでも長く気持ち悪いものになりそうな気がしたので取り急ぎ各バンド1曲ずつで書きます。前置きの時点ですでに長いですがこれでもだいぶ削ったあとなんです…すみません…。

1. Resonance
イントロから「あぁーーー!!!BLASTーーー!!!」ってグワーッ!とくるこの滾りが一曲目にしてクライマックス。一部の12章を終えたときにこの曲がBGMに流れながら各章のセリフが流れてきたときはアホかというくらい号泣した。毎度思うんですがBLASTの作詞作曲担当の巻宗介はあんな拗らせた高校生男子なのに作る楽曲がどれもド直球で疾走感にあふれた熱いナンバーばかりなのめちゃくちゃギャップすごくないですか???ここ蛍光ペンでお願いします。新曲出るたびに巻宗介とは一見とっつきにくくスカしていながらも、誰より熱く、何より地の本人はとてもネアカなんだなと曲が感じさせてくれる。本来の巻宗介を支えているのは巻宗介本人で、若く青い自身に裏付けされていたものが、翼、徹平、そして大和というメンバーを加えることで、「確固とした最強で最高のバンド楽曲」に成長したことをこの曲で感じました。

6. Endless
OSIRISーーーーーー!!!!!!終わらないでーーーーー!!!!!あっエンドレスかーーーー!!!!ヨッシャーーーーー終わらないぞーーー!!!!!って茶番を聞くたび毎回やってる。間奏のウォイ!が好きすぎるし会場でみんなと一緒に叫びたい。夏のOSIRIS THE LAST GIGSが鮮明に思い出されます。ピアノイントロからの温度差で気が狂いそうになるほど、Endlessというタイトルからは想像できないくらいのテンポで曲が演奏されていき、OSIRISのかっこよさとはこういうことだと言わんばかりの魅力が最初から最後まで詰まっている。京ちゃんの声も歌詞も本当に大好きなんですが、彼は物語当初から一貫して「伝える」ことに心血を注ぎ、時には苦悩してOSIRISメンバーと彼らのファンに必死で訴え、伝え、言葉の力を信じ、それを我々に証明してくれようとしていると感じてました。それは言ってしまえばぶっちぎりにゴリゴリでかっこいいサウンドのOSIRISのミュージックとは真反対なのかもしれない。でも高良京はシンガーソングライターではないし、駅前の弾き語り活動もしないし、歌詞だけをピックアップした楽曲のプッシュも行わない。あくまでOSIRISという彼らのバンドの音の上で、自分の言葉を届けることが当然であるかのように尽力した。日常会話では口下手な彼だからこそ、OSIRISで紡ぎ、届ける言葉は特別で、誰よりも強く正直な彼なんだと思いました。

3. FAIRY GO!
これね~~~~~~~~もう本当にここで今までいやいや言わされていた自分たちの掛け声の曲を作る七瀬一真は世界で一番熱い男です。大好き。ありがとう一真がフェアエプのギターでいてくれて。フェアエプはバンドの結成背景に大人の事情や人間関係の私怨なんかも含んでて、正直全バンドで一番やりにくそうな仲だなと思ってました。そんな中で11月生まれの七瀬一真くんですが随所で「ちーーがーーうーーだーーろーーーー!!!!!!」な箇所が垣間見られ君らはアカンわ…と何度思ったことか…。でもあきらめないでよかった…最高の4人になってくれた…。様々な酸いも甘いも若いうちに経験して4人で乗り越えた彼らだからこそ、最終的な結束力はピカイチだと感じます。フェアエプを語ろうとすると七瀬一真の話になってしまうの何なんですかね???でもメンバー最年長という一番頼られるべき存在でありながらふわふわと居場所が無かった18歳の高校生ギタリストが抱えていた葛藤は相当だと思います。ですが彼の子供っぽい拗ね方は結果としてメンバー同士腹を割った関係を作り出し、3人が思い悩む過去のメンバーのこともそんなの知るかと一蹴してくれる唯一の存在になってくれた。それは3人からしたらお互い腫れ物に触ろうとしなかった自分たちとは全く違う立場の人間で、不器用ながらも壁を破ろうとしてくれる一真という底なしのお人好しが近くにいてくれたからこそ、気づくものがあったんじゃないかなぁと思います。

4. Hell My Future
キュアトロちゃんのライブに行きたかった…それだけが心残りです…ぐるぐるマジックで腕をちぎれるくらい振り回し曲の合間に「マイリーーーちゃーーーーん!!!!!!!」と叫ぶのが夢です。そして全バンドの中で一番好きな"バンドマン"はシェリーちゃんです。キュアトロは全曲通して前向きで肯定的な歌ばかりなのですが、特にこの曲はCure2tronの軸のような曲でありながら、ボクらは「これから」も心配いらないよ、と微笑んでくれるような力強さが本当に一部の締めくくりとしてまさにぴったりだと思います。キュアトロの4人はみんな精神的に大人で、メンバー内のわだかまりも他バンドと比べ特に無かったので毎度清涼剤のようにシナリオを読んでいました。そんなキュアトロのみんなにも各々他のメンバーには言えない気持ちを抱えていて、でも誰かが悩めばいつだって3人が支える、そんな構図が素晴らしくて、最初はコンセプトや趣味で惹かれあった中かもしれませんが、4人そろえば無敵なキュアトロちゃんたちがとても可愛くて最高にかっこいいのです。半ば無理やり連れてこられたボーカルのマイリーが、他の3人の「自分たちが大好きだと思うものを全力でやる!」という熱い思いに段々感化されていくのがたまらなく主人公でした。そして最後にはマイリーがキュアトロを結びつなぎとめる大切な根っこになっていく彼女らの物語は本当に尊くて誰より青春漫画してますよね。ほんとに大好きです。

 


眼が冴えてきましたが明日のRE春宴に備えておやすみなさい!バンドやろうぜ!!!